令和2年度SSH研究開発実施報告書
令和2年度SSH研究開発実施報告書が出来ました。
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【令和2年度SSH研究開発実施報告書-第1年次-】
SSH指定Ⅰ期5年目(2024年度)
「より良い未来創造に挑戦し続ける科学技術系グローバルリーダーの育成」を目指します。
令和2年度SSH研究開発実施報告書が出来ました。
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【令和2年度SSH研究開発実施報告書-第1年次-】
2月5日(金)、令和2年度SSH第2回運営指導委員会が開かれました。
会議では、本校職員からSSH事業や、事業を通しての生徒の変容、令和3年度に向けた目標や検討事項等が報告されました。
写真下:事業報告を行う本校職員
その後、運営指導委員の方々から様々な質問や助言を賜りました。主な御意見は以下のとおり。
【鹿児島大学理学部学部長 岡村先生】
「先行研究や写真の引用に関する情報モラルを学び、自分たちの発表にしっかりと反映してほしい。研究倫理を確実におさえさせる必要がある。」
【鹿児島大学水産学部学部長 佐久間先生】
「生徒・職員の自己評価において、活動前後の変容や達成度など、もっと具体的な言葉で指標を掲げて評価できるようにするべきである。」
【鹿児島大学工学部学部長 木下先生】
「課題研究の視点を取り入れた教科の授業については、モデルの情報共有をするとよい。SSHは論理的思考力と思考を文章化する能力が不可欠なので、国語と英語も極めて大切になる。」
【前鹿児島純心女子大学副学長 影浦先生】
「生徒の発表を見て、これがこれからの授業の在り方だと感じた。教科一丸となって意識を更に高め、SSHに取り組んでほしい。」
他にも多くのご助言をいただきました。
ご意見を参考に、来年度以降のさらなるSSH事業の充実を目指したいと思います。
ありがとうございました。
2月5日、生徒たちが1年間「総合的な探究の時間」で取り組んできた課題研究の成果を発表する1・2年生合同の発表会を実施しました。
外部講師として、鹿児島大学や鹿屋体育大学の先生をお招きして、指導助言をいただきました。
1年生は、81グループの代表がアリーナで2年生に向けてプレゼン。
写真下:アリーナいっぱいにポスターが並びました。
写真下:先輩たちを相手に緊張しながらも元気にプレゼン
どのブースでも活発な質疑応答が繰り広げられました。
写真下:発表に対して「good jobシール」にコメントを書いてぺたり
ポスターによるプレゼン終了後、続いて1年生代表の3グループがスライドを使ったプレゼンを行いました。
1年生の発表に、2年生は刺激を受けたようでした。
2年生は、JP組(日本語による課題研究)代表32人と学びにUK(英語による課題研究)16人が、1年生の教室でプレゼンを行いました。
さすがは2年生の代表者たち。堂々としたプレゼンを展開しました。
写真下:「よかねカード」にコメントを書いて2年生に渡しました。
学年を越えて合同で実施した今回の発表会。1年生、2年生ともに大きな刺激をもらいました。今後の研究に役立てましょう。
指導助言くださった8人の先生方、ありがとうございました。
12月11日(金)の6・7限目に、SS探究課題研究テーマ報告会が行われました。
鹿児島大学より
鵜川信 准教授(農学部農林環境科)
柿沼太郎 准教授(工学部海洋土木工)
清水圭一 准教授(農学部農業生産科)
ハフィーズ・ウル・レーマン 准教授(理学部理学科地球科学PG)
井尻大地 准教授(農学部農業生産科)
塔筋弘章 准教授(理学部理学科生物学)
伊藤祐二 准教授(農学部農林環境科)
磯川幸直 教授(教育学部数学科)
の8人の先生方にお越しいただき、各クラスの代表8人の研究テーマについて御指導いただきました。
その後、クラス全体に、今後課題研究を進める上で注意すべき点を教えていただき、生徒たちはメモを取りながら真剣に話を聴いていました。
写真下:クラスの代表者が御指導いただいている様子。他の生徒たちもとても勉強になりました。
写真下:大学の先生だけでなく、クラスメイトからも質問やアドバイスがありました。
写真下:その後、全体に向け課題研究の極意をレクチャーしていただきました。
写真下:グループで教えていただいたことを振り返る様子。
今回の指導助言を受け、生徒たちは研究の方向性が見えてきたようでした。
今回は、株式会社トヨタ車体研究所から德元友佳さんと高倉聖奈さんをお招きしてご講義いただきました。
車両設計の中でも、クルマの神経や血管ともいえるワイヤーハーネスの開発設計について、実際の部品や設計図なども見ながらお話いただきました!
写真下:ヒューズの大切さを実験で確認しました!
写真下:最新版のメーターを特別に見せていただきました!
たくさんの人の努力と苦労があって一台のクルマができていることを改めて実感しました。
よりよいものを作るためには、文系・理系にかかわらず、様々な感性やあらゆる視点が必要です。
今学んでいることは、きっと何らかの形で将来役に立つはずです。これからも様々なことに興味を持って、楽しみながら多くのことを学んでいきましょう!
今回は,京セラ株式会社ものづくり研究所から泉美奈子さんと永吉麻衣子さんをお招きしてご講義いただきました。
私たちが日々使っているスマホの中にも入っている様々なセラミックス。どのようにして作られているのか説明を聞き,実際に実物を見せていただきました!
写真下:セラミックスの重要な工程「焼成」前後の物質の比較
写真下:米粒よりも小さな小さなコンデンサを顕微鏡で観察
「不思議だな」「なぜ?」「分かったらおもしろそう!」など,やりたいことをとことん突き詰めることが大切。
研究のプロセスやどのように試行錯誤して新しいものを作り出しているのか,本当に貴重なお話を聞くことができました。
私たちも,日常の様々なことに興味を持ち,色々なことにチャレンジしていきましょう!
11月20日(金)の6・7限目、1年生を対象に、鹿児島大学 学術研究院 理工学域工学系 酒匂一成教授に「豪雨や地震による地盤災害に備えるための基礎知識」という演題で御講話いただきました。(今回はZoomでの講演となりました)
SS探究の一環ということで、今回は防災教育を地球科学と関連づけての講話でした。 写真下:真剣に話を聴きながら、メモを取っています。
写真下:土石流の動画。その恐ろしさに生徒は思わず「うわ・・・」と声を漏らしていました。
写真下:質疑応答の様子
生徒たちは、自分自身の防災意識を振り返るとともに、地球とともに生きていくということについて、改めて考えたようです。
また、今後生徒たちが研究を行う上でのポイント等も教えていただきました。
生徒のみなさん、是非、今後の研究に役立ててくださいね。
酒匂教授、本日はありがとうございました。
11月13日(金)第一工業大学で開催されたSSH交流フェスタ。これは、県内5校のSSH校が一堂に集い、課題研究の発表を行うとともに、お互いに交流を深めるものです。今年度SSHに指定された本校は、1年生が挑戦しました。
写真下:「甲南生まれのセミの羽化の現状」(メンバー(自然科学部):田畑結衣・丹波葵・東大航・田添佑磨)について発表。地面の温度以外にセミの羽化に影響を及ぼす要素はないかを研究しました。
写真下:「観天望気(空や雲の状況から天気を予想すること)の的中率」について発表する児玉みやびさん(自然科学部)。この夏行った雲の観測結果と実際の天気とを比べて、観天望気の的中率を検証しました。
写真下:「みんなに届け防災情報」(メンバー(1年3組):内村春彦・古賀心晴・益満遥士・松下綾夏)について発表。必要だけと、聞こえにくい防災無線について研究。鹿児島市における防災無線を検証する実験を通して、問題点と改善点を探り、全市民が受信できる環境づくりを提案しました。
写真下:「みんなに届け防災無線」が優良賞に輝き、グループの代表で表彰を受ける益満くん。
3グループとも、素晴らしい発表をしました。また、他校の発表を聞いたり質疑応答をしたりしたことで、さらに成長したことと思います。頑張れ!1年生!
11月13日(金)の午後、1年生がSS探究の一環で鹿児島大学の研究室を訪問しました。
法文学部、理学部、工学部、農学部、水産学部、教育学部の41の研究室から、事前に自分の興味のある研究室をそれぞれ選び、今回訪問しました。
写真下:各研究室の様子。生徒たちは、とても充実した時間を過ごせたようです。
写真下:「とても楽しかった!もっと話を聴きたかったです!」と大満足の4人。
写真下:こちらの2人も「勉強になりました!」と、いただいた資料を嬉しそうに見せてくれました。
その後、生徒たちは学校に戻り振り返りを行いましたが、「研究の極意を教えていただいた。研究途中で迷ったとしても、失敗を恐れずとにかく実行したい。」「大学の研究のレベルの高さを知った。私たちも研究をより一層頑張りたい」など、前向きな言葉が多く見られました。
1年生のSS探究は、これから個人研究に入ります。
今回学んだことを是非活かしてくださいね。
頑張れ!1年生!