SSH通信13号発行
SSH通信13号を発行しました。
今回の特集は
「コーチングセミナー」
「第2回リケジョに学ぶ最新の科学(トヨタ車体研究所)」
「SSH交流フェスタ」
「鹿児島県高等学校生徒理科研究発表大会」
の4本立てです。
SSH指定Ⅰ期5年目(2024年度)
「より良い未来創造に挑戦し続ける科学技術系グローバルリーダーの育成」を目指します。
SSH通信13号を発行しました。
今回の特集は
「コーチングセミナー」
「第2回リケジョに学ぶ最新の科学(トヨタ車体研究所)」
「SSH交流フェスタ」
「鹿児島県高等学校生徒理科研究発表大会」
の4本立てです。
SSH通信12号を発行しました。
特集は初めての「屋久島研修」です。SSH通信12号をダウンロード
10月29日(金)、1年生全員を対象に「プロフェッショナルに学べ!職業を知るセミナー」を実施しました。
これは、様々な分野から講師をお招きして、職業に関して科学的な視点でご紹介いただき、生徒たちの科学への興味関心を高めたり、進路選択の幅を広げることを目的としたものです。
今回、10講座11人の講師をお招きしました。
・中俣美咲さん(KTS鹿児島テレビ 気象予報士)
・平川邦弘さん(スカイマーク株式会社 操縦士)
・河野洋平さん(スカイマーク株式会社 航空整備士)
・池田健一郎さん(亀山動物医療センター 獣医師)
・中山茜さん(AKANE株式会社代表取締役 薬剤師)
・髙﨑正治さん(髙﨑正治都市建築設計事務所 建築士)
・肥後玄十さん(シーアグジャパン 農事組合法人ねじめ農園)
・末永祐馬さん(LR株式会社代表取締役)
・前原恵理さん(臨床心理士)
・西居加奈さん、木村元春さん(資生堂 みらい開発研究所)※リモート形式の講義
生徒は、50分間の講座を2つ聴講しました。
写真下:中俣さんの講義テーマ「気象キャスターの仕事」
写真下:平川さんの講義テーマ「航空パイロットとは?」
写真下:河野さんの講義テーマ「航空整備士とは?」
写真下:池田さんの講義テーマ「What is a veterinarian? 獣医師のお仕事について徹底解剖」
写真下:寄生虫の標本を見せてくださいました。
写真下:中山さんの講義テーマ「薬剤師の仕事とは 〜薬剤師は薬を渡すだけではない!〜」
写真下:髙﨑さんの講義テーマ「世界で生きるとは」
写真下:肥後さんの講義テーマ「知っていれば面白いけど、なかなか使えない農業雑学」
写真下:末永さんの講義テーマ「IT起業について」
写真下:前原さんの講義テーマ「臨床心理士からのメッセージ」
写真下:西居さん、木村さんの講義テーマ「資生堂の研究員のキャリアパスとお仕事紹介」
どの講師のお話も初めて聴くことばかりで、生徒たちは各職業のことを様々な視点で知ることができました。また、講師の皆さんが使命感を持ってご活躍されている姿に、感銘を受けた様子でした。
文系か理系か選択中の1年生にとって、とても参考になったことでしょう。
講師の皆さん、貴重なお話をお聴かせいただきありがとうございました!
6時間目、2年生全体にお話をしていただきました。
講師は、東京海洋大学の柴田恭幸先生です。事前にみなさんが疑問に感じていたことにも丁寧に答えていただきました。
写真下:熱く講義をしてくださる先生と、注意深く聞く生徒たち
7時間目には、中間発表会の代表グループの生徒が自分たちのプレゼント見ていただき、アドバイスをもらいました。非常に丁寧に、スライドの作り方について指摘をしてくださいました。
写真下:グループの代表者が発表、ご指導をいただいてます。
放課後も、何組も質問している様子がみられました。今後の発表に生かしていきましょう。
研修最終日の今日は、西部林道で野生のサル、シカの観察を行いました。
最初に向かったのは、大川の滝。日本の滝100選にも選ばれている屋久島最大の滝だそうです。
西部林道に着くと、たくさんのサルやシカを間近で観察することができました。
人間から、感染症などをうつしてしまう可能性もあるので、ソーシャルディスタンスを保って観察します。
ガイドの市川さんに、電波によるフォックスハンティングの方法を教えていただき、実際に体験しました。
今回は2ヶ所で電波を受信し、設置した電波発信機の位置を調べましたが、残念ながら予想した場所と実際に設置してある場所とは異なっていました。
3日間という限られた時間でしたが、屋久島で自然への理解を深めるとともに、さまざまな調査方法を実際に体験し、どのように結果の集約・考察を行なっていくのか学ぶことができました。この経験を、今後の課題研究にも生かしていってください。
今回、研修にご協力いただいたYNACの松本さん、市川さん、ありがとうございました。
研修2日目の今日は、県道ヤクスギランド線で植生の垂直分布について調査します。
最初は、標高350メートル地点です。
写真下:下草グループ・樹木グループに分かれて調査をしています。
今回の調査では、環境の変化を数値化するため、樹木や下草の種類と本数を記録していきます。
次は、標高600メートル地点へ移動します。
写真下:大きなシダ
ヤクスギランドでは、屋久杉の森を見学しました。
写真下:くぐり栂
写真下:仏陀杉
ヤクスギランドを出た後は、標高1200メートル地点で最後の調査です。
写真下:杉の高さを計算します。
帰った後は各グループで記録したことをまとめ、明日に向けての事前学習をしました。
写真下:屋久島に生息している動物の骨を見て、何の動物かクイズをしています。
ガイドの市川さんに、屋久島がどのようにして今の状態になっているのか教えていただき、なぜ屋久島の自然が世界的にも貴重だと言われているのか、改めて考える機会となりました。
明日は、いよいよ最終日。西部林道で、野生動物を調査します。
SSH通信11号を発行しました。
今回の特集は
「課題研究への取組」
「第1回リケジョに学ぶ最新の科学(新日本科)」
の2本立てです。
MENU「8.SSH通信」から今までに発行したものもダウンロードできます。
10月15日(金)午後、SSH中間発表会の本選が開催され、1・2年生の各テーマごとに予選を経て選ばれたグループが自分たちの研究についてプレゼンテーションを行いました。
当日は、鹿児島大学と鹿屋体育大学の先生方10名をお招きし、生徒たちの発表を評価していただきました。
1年生は11のグループが武道館で発表を行いました。
どのグループもよく準備していて、大勢を前に堂々と発表に臨んでいました。また,科学的なデータに裏付けられた考察や、今後の発展性の期待できる内容が見られ、初めての課題研究とは思えぬ充実した発表会となりました。
写真下:本当は「緊張してました!でも、頑張りました!」とのこと。
写真下:質疑応答も頑張りました!
写真下:グッジョブコメントで発表者を評価!
発表後の講評では、鹿児島大学の尾崎先生から、「プレゼンテーションが上手なことも大切な力です。また、研究はなかなかうまくいかないことがほとんどだけれども、結果から次の研究へと繋がるのがいい研究です」とアドバイスをいただきました。
発表を聞いた生徒たちからは、「どれもすごく面白い発表だった」という意見が多く聞かれました。プレゼンの仕方や実験の仕方、評価の観点など、自分たちの今後の研究に資する発見があったようです。
2年生は10のグループがアリーナで発表しました。
直前の土日にプレゼンテーションの打ち合わせや練習を十分にしていた2年生。どのグループも自分たちで考えた研究テーマにしっかりと向き合っており、1年次以上に優れた研究発表が見られました。
写真下:どれも面白くてみんな聴き入ってしまいました!
発表後、鹿屋体育大学の前田先生からは、「多岐にわたる視点から物事を考えている点が高校生らしくて面白い。大人では考えられない着眼点が魅力です」といった講評をいただきました。
2年生からは、「今後の研究に活かしたい」という意欲的な感想が多く聞かれました。
スライド作りを含めたプレゼンの仕方、科学的な研究の手法や評価の観点など、まだまだ未熟な点も多々ありました。しかし、1・2年生は今回の発表会を経て、「もっといい研究にしたい」「もっと伝わる発表にしたい」という研究への思いが強まったようです。
次の発表会は2月4日(金)。今回の発表会での反省点や大学の先生方のアドバイスを参考に、より自分たちの研究を練り上げてほしいと思います。