SSH指定Ⅰ期5年目(2024年度)
「より良い未来創造に挑戦し続ける科学技術系グローバルリーダーの育成」を目指します。
6月25日(金)、1年生の6・7限目のSS探究Ⅰの特別講座として、『研究を知る講座』が行われました。
『研究を知る講座』は鹿児島大学から9名,鹿屋体育大学が1名の計10名の講師を招き、様々な分野の研究について,講義をして頂く,高大連携の事業です。生徒たちは,10の講座のうち,2講座をそれぞれ受講し,熱心に受講していました。
講義を受けた生徒達からは,
など,多くの前向きな感想が聞かれました。
今回,10名の先生から,具体的な研究に関する講義を受け,生徒達のモチベーションもさらに上がってきました。今後の課題研究では,より具体的に計画を立てて,研究に取り組んでいくと思います。先生方,貴重な講義ありがとうございました。
とある放課後,正面玄関前に複数の生徒と先生の姿が・・・
中洲通を通って向かった先は・・・
鹿児島大学農学部の農場でした!
ニホンミツバチ研究員の皆さんが巣箱の様子を観察に来たのでした!
ニホンミツバチはとてもおとなしいので
1mくらいの距離までなら防護服は必要ありません。
巣箱に一生懸命出入りしている働きバチを見て
「かわいい~!」と歓声を上げています。
「すごい!いっぱいいる!」とみんな驚いていました。
もう一つの巣箱は残念ながら巣が大きくなっておらず
何らかの不調が生じている様子でした。
自然が相手なのでなかなか思い通りにならないのも学びの一つです。
期末テスト前の晴れ間に巣の観察ができてよかったです。
期末テスト明けにいよいよ本格的に研究活動がスタートします。
令和3年度 自然科学部特別講座
~ ニホンミツバチの深遠なる世界 ~
この度,甲南高校では養蜂(ミツバチの飼育)にチャレンジすることになりました。
この特別講座は,科学的なことに興味を持ったり,取り組んだりしている先生方が講師となり行われます。今回の講師は英語科の先生です。
昨年度は国語科の先生が講師となり「バイクのエンジンの分解・組立」を行いました。生徒たちは見慣れない工具を使い,オイルで汚れながらも完全にエンジンを分解し,今度は分解したエンジンを組み立て,バイクに取り付けました。そして,エンジンが始動したときには大変感動していました。
今回の養蜂についても,前回同様,体験を通して生徒たちは多くの発見や感動をしてくれるものと期待しています。
生徒たちが取り組む様子やミツバチの様子は,今後このブログにて紹介していきます。
なお,今回の講座は巣箱設置や飼育に関して鹿児島大学農学部(農場)の協力をいただいております。この場を借りて,厚く御礼申し上げます。
特別講座の詳細は以下のPDF(参加者募集案内)をご参照ください。
6月3日(木)及び10日(木)の計2回,2年生のSS探究Ⅱの時間に各クラスでディベートを実施しました。
事前にディベートを実践している教員から全体指導があったものの,上手く行くか不安でしたが,生徒たちは生き生きと討論していました。感想を見ても,とても楽しみながら参加できたようです。
写真下:2回目のテーマ
1回目のテーマは「日本の学校は制服を廃止すべきである」,2回目のテーマはクラスにより異なり「都会の高校より田舎の高校の方が良い」あるいは「日本はバレンタインを廃止すべきである」でした。
写真下:3対3での論戦
あるクラスでは「日本はバレンタインを廃止すべきである」の肯定派が全勝していましたが,テーマにより肯定・否定のいづれかが説明しやすい状況もあるようです。
初めてのディベートだったので,鋭い指摘をするまでには至りませんでしたが,これをきっかけに授業や課題研究の討論・考え方において,より論理的・批判的になって欲しいと思います。
写真下:クラス全体の様子
5月14日(金)、1年生のSS探究Ⅰの時間に、大学教授による課題研究ワークショップが行われました。
講師として来てくださったのは、鹿児島大学農学部教授の遠城道雄氏です。高校時代の体験を交えたわかりやすい導入から「テーマ決定」,「研究手法」,「調査・実験」,「結果」までの一連の流れを具体例を挙げながら,丁寧に説明して下さいました。
写真下:わかりやすいスライドによる丁寧な説明
また,「調査・実験がうまくいかない場合」や「結果が仮説と違う場合」もくよくよせずに,新しい展開のビッグチャンスと捉え,ポイントや理由を考えることが大切であると伝えて下さいました。
その後,生徒からは「研究の基礎知識のため,おすすめの本は何か」や「理系分野の苦手な生徒はSSHの研究にどう取り組めばいいか」など,積極的な質問が出ました。
写真下:研究ノートに熱心にメモを取ってます!
生徒達も,研究のプロである大学教授からの温かい助言を受け,結果のみならず過程を重視する姿勢を学んだと思います。ぜひ,今後の課題研究でも今回学んだことを活かしてほしいと思います。
4月30日(金)、1年生のSS探究Ⅰの時間に、卒業生による課題研究紹介が行われました。
講師として来てくださったのは、第72期生の冨永恵理衣さんです。高校時代に取り組んだ海洋プラスチック問題に関する課題研究を英語で紹介してくれました。
写真下:わかりやすいパワーポイントの資料と流暢な英語に驚嘆!
・課題研究をしてわかったことは、ひとつの問題に様々な分野の問題がからんでいるということだった。
・課題研究では問いを深めることが大切、そのためには様々な方向から問いと仮説を立て、考えるしかない。試行錯誤するが、粘り強く頑張る姿勢が身に付いた。また、鵜呑みにしないで自分で深く考えるようになった。
・課題研修を通して教科や学校、国の枠を越えて他者と繋がり、自分の考え方や世界を広げることができる。
・自分にできるかはじめは不安だったが、磨こうと思えば英語力も研究力も上がる。甲南高校は課題研究に恵まれた環境。人との出会いを大切に、自分のテーマを見つけて頑張ってほしい。
発表を聞いた1年生からは、「英語がすごかった!」「まだ課題研究のことはよくわかっていないけど、あんな風に頑張りたい」という声が聞かれました。
先輩たちのように、1年生もこれから課題研究の中で視野を広げてくださいね。
4月20日(火)7限目に、2年生の課題研究オリエンテーションがあり、本年度の課題研究に関する説明を受けました。
2学年では、4人1組で研究テーマを決め、1年かけて課題研究に取り組みます。
概要は、本校公式ブログからも確認できると説明があり、生徒は各自のスマートフォンで早速本校公式ブログにアクセスし、確認をしていました。
写真下:概要の説明を受ける生徒
その後、生徒それぞれが取り組みたい分野(物理・工学、化学、生物、地学、数学・情報、社会科学、地域問題など)に分かれ、研究したい内容をお互いに確認し合って4人グループを作りました。
写真下:どのようなことを研究したいか、情報交換する生徒
2年生たちはこれからどのような研究に取り組んでいくのでしょうか。学業や部活動などもあって大変なこともあるでしょうが、楽しみながら頑張ってください。