SSH指定Ⅰ期5年目(2024年度)
「より良い未来創造に挑戦し続ける科学技術系グローバルリーダーの育成」を目指します。
毎週金曜日7限、課題研究の基礎について学んでいる1年生ですが、先輩たちが高校時代に取り組んだ課題研究や経験を知り、今後どのようにいかすか考えることを目的としています。
今回講話を行なってくれたのは、九州大学工学部1年・小村貫将さんと関西大学環境都市工学部1年・川上花さんの二人(ともに73期)。リモートで1年生に講話してもらいました。
小村さんは、甲南生時代、「マップによる台湾人観光客のリピーター増大」というテーマで研究。これは甲南1年時に選出され参加した海外研修プログラム「学び台湾」での経験がもとになったとのこと。
鹿児島県に観光で来る外国人で最も多い台湾の方々に、リピーターになってもらうためにはどうしたらよいか。アンケートや実地調査を行い、実際にSNSを通して使える観光マップを自分で作成するなど、社会科学の観点で取り組んだ研究でした。
川上さんは甲南生時代、「酸化チタン光触媒による揮発性有機化合物の分解反応」というテーマで研究。「九州大学未来創成科学者育成プロジェクト(QFC-SP)」に応募・採用され、九州大学で専門的な機材を使って行なった実験や検証結果を披露。
テーマとした大気汚染物質の除去方法について、高校時代取り組んだことが大学進学につながり、今後も研究を続けると話してくれました。
2人は、的確な説明と見やすいスライドで、話してくれました。1年生は皆、メモを取りつつ食い入るように聴き入っていました。
2人は「課題研究は簡単には進まないし、失敗や苦労が多い。でもそれにめげず、まずはやってみて。何事もチャレンジすることが大切」と1年生にエールを送りました。
先輩の研究を聴いて、課題研究に対する意欲、情熱が高まったことと思います。1年生、期待しています!
貴重な講話をしてくださった、小村貫将さん、川上花さん、ありがとうございました!
令和3年度SSH研究開発実施報告書(PDF)及び課題研究要旨集を公開しました。
下記からダウンロードしてご覧になれます。
2月25日(金)にSSH公開授業を実施しました。
①教科横断 1年 「数学」×「情報」
②教科横断 2年 「物理」×「英語」
③ICT活用 1年 「生物基礎」
この3つの授業を実施しました。その様子を紹介します。
写真下:「数学」×「情報」の様子
数学Ⅰで学んだデータ分析を情報で学んだエクセルを使って行いました。当日は、「避暑地は本当に過ごしやすいのか」というテーマで、気象庁のデータを元にエクセルを使って分析をしました。
写真下:「物理」×「英語」
「災害に耐えうる建造物と持続可能なまちづくり」をテーマに、より強度の高い構造の橋づくりに挑戦しました。
写真下:生物基礎
今年の共通テストを題材に、グループで解説を作成し、それをスマートフォンを使って共有しました。
また、当日は授業の様子をオンラインで配信しました。
SSH通信13号を発行しました。
今回の特集は
「コーチングセミナー」
「第2回リケジョに学ぶ最新の科学(トヨタ車体研究所)」
「SSH交流フェスタ」
「鹿児島県高等学校生徒理科研究発表大会」
の4本立てです。
SSH通信12号を発行しました。
特集は初めての「屋久島研修」です。SSH通信12号をダウンロード