2021年9月27日 (月)

ニホンミツバチの採蜜を行いました

収穫の秋が近づきつつありますが、

甲南高校が夏前から飼育してきたニホンミツバチも

採蜜の時期を迎えました。

養蜂家にとって最大のイベントです。

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巣箱を置かせていただいている鹿児島大学農場で

防護服に着替えます。

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巣箱の天板を外します。

インパクトドライバーにも慣れてきました。

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スクレーパーという道具で天板を切り離すための

隙間を作ります。蜜蜂が巣板を天板にぶら下げて作っているため

それを切り離す必要があるのです。

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スクレーパーで作った切り込みに細いワイヤーを通します。

ワイヤーを引くことで天板と巣板が切り離されるという仕組みです。

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天板が切り離されました!

いよいよ蜂蜜の詰まった巣と対面します!

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蜂蜜がパンパンに詰まっています!

素晴らしい光景です!美味しそう!

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蜂蜜を絞るために、上段を切り離します。

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2段目もいっぱいいっぱいに蜂蜜が詰まっていました!

切り離した瞬間に蜂蜜が滴り落ちるほどの量です。

一気に周囲に甘い匂いが漂います。

さて、長くなりましたので今回はここまでです。

次回は学校に持ち帰って、いよいよ蜂蜜を絞ります!

2021年9月 5日 (日)

ニホンミツバチの様子

多くの方から「ミツバチは元気ですか?」と
ご質問をいただいています。

この夏をニホンミツバチたちはどう過ごしたのか?
早速鹿児島大学の農場へ向かいました。

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ひと月前は夏野菜でにぎわっていた大学農場も

今はすっかり寂しくなっています。

まだまだ暑い日が続いてはいますが

季節は確実に秋に向かいつつあることを実感します。

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巣門前にたくさん出てきていました!

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巣門前に整列しています。

これは「扇風隊」とも言うべき役割の働きバチで

一生懸命に羽を動かし,巣の中に新鮮な空気を送り込んでいるものと

考えられています。貯めた蜜の糖度を上げるために空気の流れが必要なのです。

8月の災害級の大雨も耐え抜いた日本ミツバチ達。

順調にいけばもうすぐ撮蜜が行える時期になります。

2021年8月25日 (水)

SSH通信10号発行

SSH通信10号を発行しました。

今回の特集は

「2年生中間報告会」

「1年生KSW(甲南サイエンスウィーク)」

の2本立てです。

MENU「8.SSH通信」からダウンロードしてください。

10 なお,過去のSSH通信もご覧になれます。

全国の仲間と切磋琢磨 〜自然科学部、SSH生徒研究発表大会に参加〜

去る8月4日(水)、兵庫県神戸市の神戸国際展示場でSSH生徒研究発表大会が開催されました。
これは、全国のSSH指定校・実績校の自然科学部が日頃の研究成果を通して交流するもので、本校からは自然科学部・丹羽 葵さん(2年)と田畑結衣さん(2年)が参加しました。

昨年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のためオンライン開催でしたが、今年度は会場でポスター発表を行うことができました。

写真下:会場の様子

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丹羽さんと田畑さんは、離岸流の研究をテーマに研究し、その成果をポスターを使って発表しました。
鹿児島をはじめ、全国の海岸で発生する水難事故の原因の一つとなっている離岸流について、独自のモデル実験を行い考察した結果を発表しました。

写真下:研究成果を発表する田畑さん(左)と丹羽さん

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審査の結果、甲南高校自然科学部はポスター発表を受賞しました。

(審査結果は文部科学省のホームページで確認することができます)

「令和3年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会表彰校の決定について」(文部科学省ホームページ)
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/2021/0820ssh.htm


丹羽さんと田畑さんは、全国の自然科学部の仲間たちと交流したり、発表を聴いたりと、大変充実した時間を過ごすことができたようです。

写真下:他校の発表に熱心に耳を傾ける丹羽さんと田畑さん

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2人には今回の経験を通して、更なる高みを目指して欲しいです。

2021年8月24日 (火)

科学の魅力を伝えます 〜自然科学部の校外活動〜

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去る7月24日(土)〜25日(日)の2日間、鹿児島市立科学館にて「科学の祭典 鹿児島2021」が開催されました。
当日は新型コロナ感染症予防のために、事前参加申込をされた方のみが参加されました。

例年よりは参加者が少なかったとのことですが、それでも家族での参加が目立ちました。当日は27のブースが設営されました。

本校から、自然科学部の2年生3人及び物理担当教員3人(引率・指導)が参加し、「ペーパージャイロを飛ばそう!」というテーマでブースを開設。来場者と共に製作・実験を行いました。

写真下:子どもたちにアドバイスをする自然科学部の生徒

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写真下:今回準備した「ペーパージャイロ」

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紙を丸めてセロテープで固定しただけの円筒形の物体ですが、上手く投げると紙飛行機のように飛ばすことができます。来場した子どもたちだけでなく、保護者の皆さんも夢中で投げていました。

写真下:さあ、うまく飛ぶかな?

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ペーパージャイロの作り方や投げ方を分かりやすく説明してくれた自然科学部の生徒たち。

子どもから大人まで楽しい交流ができ、とても貴重な経験ができた2日間でした。

2021年7月30日 (金)

1学年 甲南サイエンスウイーク(KSW)「中間報告会」

7月29日(木) 1年生の甲南サイエンスウイーク「中間報告会」がありました。前半の時間では,同じテーマのグループごとに,後半の時間では,各学級でそれぞれの研究テーマについて報告しました。グループごとにまとめた研究計画書をもとに、それぞれのテーマについて研究を進めて行きます。今回は,お互いの報告を聴く中で、ヒントになることをみつけていく機会となりました。他のクラスの生徒の前で、緊張しながら懸命に伝えようとする姿が印象的でした。

写真下:「砂糖(スクロース)の考察」というテーマに取り組む生徒たち。分かりやすく伝えようと工夫しています。

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写真下:「語の変遷」というテーマに取り組む生徒たち。同じテーマでも様々な切り口で研究が進められていきます。

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写真下:「身の回りの黄金比」というテーマに取り組む生徒たち。チューターの先生からのアドバイスに熱心に耳を傾けます。

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報告会を終えた生徒からは,「同じテーマで取り組んでいても,内容は色々と違っていて発見があった。」「自分たちの研究のヒントになった。」といった声が聞かれました。今後、調査や実験を経てどのような研究結果が得られるのか楽しみです。

2021年7月21日 (水)

KSWスタート(1年)~論理的・批判的思考力養成講座

7月21日(水)、1年生は論理的・批判的思考力養成講座を受講しました。

この講座は甲南サイエンスウイーク(KSW)の一環として行われたものです。根拠に基づいて多角的に吟味・分析する過程で、今後の課題研究で必要な論理的・批判的思考力を養うことを目的としています。

まずはじめに、問題文からトピックセンテンスを読み取ります。10文で構成された文章の構造を考え、主題となる3つの文を話し合いました。

写真下:黒板に構造を書き出し、主題となる文の番号を答えてもらいました。さあ、正解は!?Horizon_0001_burst20210721120513949

続いては、ある文章に対する批判文を吟味しました。一見批判的な意見に思えますが、よく読むと批判になっていません。

写真下:おかしいと感じた部分を互いに話し合い、正確に言語化していきます。Dsc_20234_2

写真下:批判として不適切な点を、最終的には200字にまとめ、意見交換しました。Dsc_20252 Dsc_20273

生徒からは、「論理的構造を把握するのは難しかったが、グループで話し合うと理解しやすくなった」「主題・原因・理由など、様々な要素から文章が成り立っていることがわかった」「批判は主題をしっかり捉えて述べた方が良いと思った」「批判文を一読しただけでは批判として不適切でない理由を具体的に説明できなかったが、批判文が批判している文章の主張を図示することですぐにわかり、とても驚いた。これからためになると思う」など様々な感想が聞かれました。

来週は中間報告会にむけての取り組みが本格化します。それぞれの研究グループで、どのような研究テーマについて研究を行うか、論理的・批判的に検討しましょうね!

3年生 W-KI発表会

写真下:最優秀賞を受賞した生徒の発表の様子Jp

写真下:在日外国人にわかりやすい日本語を発信する研究について発表する生徒(英語による発表)Ae 日本語による発表を行ったグループの最優秀賞は,『酸化チタン光触媒による揮発性有機化合物の分解反応』という研究テーマで発表を行った川上花さんが受賞しました。

コロナ禍で研究所に行くことができず,自ら実験装置を作成して,研究に取り組みました。

審査員からは,大学の卒論を超える深い内容だと絶賛されていました。

また,その他,2名の生徒が英語による研究発表も行いました。

鹿児島市のこれから ~地域の抱える問題を知るセミナー~

7月9日(金)、1年生の7限目のSS探究Ⅰの特別講座として、『地域の抱える問題を知るセミナー』が行われました。

講師は、鹿児島市 規格財政局 企画部 政策企画課 主査 宮前聡氏です。令和3年度末で第五次鹿児島市総合計画が終了することから,現在計画中の第六次鹿児島市総合計画に基づいて企画された計画的なまちづくりについてお話いただきました。

写真下:本日の内容Photo

写真下:魅力ある鹿児島市の歴史に生徒は興味津々Photo_2

写真下:鹿児島市の現状を説明する様子Photo_3

説明の中には私たちの知らない深刻な現状もありましたが、令和4年度から始まる鹿児島市の総合計画の支援や政策を聞きながら真剣にメモしていました。

現在、1年生はテーマごとに研究計画書と実験計画書を作成中です。7月29日にある中間報告会に向けてしっかりと準備を進めてほしいと思います。

2021年7月14日 (水)

現在の二ホンミツバチ

7月最初のニホンミツバチ観察会を9日(金)に行いました。

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 巣箱の入口にはじっとして羽根を羽ばたかせている

働き蜂がいます。これは巣の内部に空気を送り込むた

めの「扇風部隊」です。

 雨続きで高くなっている巣の内部の湿度をさげるため,

また,水分を飛ばして蜜の糖度を上げるためにやってい

る,と言われています。

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巣箱を開けるので防護服を着用。

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まずは底板周辺に巣をつくってしまっているアリを

掃除します。蜂にとって住み心地が良い場所は他の

昆虫にとっても住み心地がいいのです。

とはいえ,アリは養蜂に邪魔なので退去願います。

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前回の写真と見比べてもらえば群れが大きくなって

いることが分かると思います。とても順調です。

もうすぐ巣箱を拡大しないといけないくらい群れに

勢いがあります。

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底面いっぱいまであふれそうな蜂たちです。

梅雨が明けたら真夏になり,蜜源が枯渇する時期に

なります。

どのように群れの勢いを維持するか,ニホンミツバチ

研究員たちの工夫が問われます。