2021年7月21日 (水)

鹿児島市のこれから ~地域の抱える問題を知るセミナー~

7月9日(金)、1年生の7限目のSS探究Ⅰの特別講座として、『地域の抱える問題を知るセミナー』が行われました。

講師は、鹿児島市 規格財政局 企画部 政策企画課 主査 宮前聡氏です。令和3年度末で第五次鹿児島市総合計画が終了することから,現在計画中の第六次鹿児島市総合計画に基づいて企画された計画的なまちづくりについてお話いただきました。

写真下:本日の内容Photo

写真下:魅力ある鹿児島市の歴史に生徒は興味津々Photo_2

写真下:鹿児島市の現状を説明する様子Photo_3

説明の中には私たちの知らない深刻な現状もありましたが、令和4年度から始まる鹿児島市の総合計画の支援や政策を聞きながら真剣にメモしていました。

現在、1年生はテーマごとに研究計画書と実験計画書を作成中です。7月29日にある中間報告会に向けてしっかりと準備を進めてほしいと思います。

2021年7月14日 (水)

現在の二ホンミツバチ

7月最初のニホンミツバチ観察会を9日(金)に行いました。

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 巣箱の入口にはじっとして羽根を羽ばたかせている

働き蜂がいます。これは巣の内部に空気を送り込むた

めの「扇風部隊」です。

 雨続きで高くなっている巣の内部の湿度をさげるため,

また,水分を飛ばして蜜の糖度を上げるためにやってい

る,と言われています。

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巣箱を開けるので防護服を着用。

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まずは底板周辺に巣をつくってしまっているアリを

掃除します。蜂にとって住み心地が良い場所は他の

昆虫にとっても住み心地がいいのです。

とはいえ,アリは養蜂に邪魔なので退去願います。

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前回の写真と見比べてもらえば群れが大きくなって

いることが分かると思います。とても順調です。

もうすぐ巣箱を拡大しないといけないくらい群れに

勢いがあります。

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底面いっぱいまであふれそうな蜂たちです。

梅雨が明けたら真夏になり,蜜源が枯渇する時期に

なります。

どのように群れの勢いを維持するか,ニホンミツバチ

研究員たちの工夫が問われます。

2021年7月13日 (火)

二ホンミツバチ講座が始まりました!

SSH事業の一環「自然科学部特別企画」として

今年度は「ニホンミツバチ講座」を実施します。

先日の第1回観察会に引き続き,

第一回の座学講座が開かれました。

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講師は英語科の出水田先生です。

ニホンミツバチとはどのような生き物なのか,西洋ミツバチとの対比をしながら分かりやすく

解説してくださいました。

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講座の後は,ミツバチの自然巣に関する研究を

行うため,会議が行われました。

暑い夏に負けない熱い研究が始まりました。

2021年6月30日 (水)

高大連携 研究の基礎を学ぶ ~研究を知る講座(1年)

6月25日(金)、1年生の6・7限目のSS探究Ⅰの特別講座として、『研究を知る講座』が行われました。

『研究を知る講座』は鹿児島大学から9名,鹿屋体育大学が1名の計10名の講師を招き、様々な分野の研究について,講義をして頂く,高大連携の事業です。生徒たちは,10の講座のうち,2講座をそれぞれ受講し,熱心に受講していました。

写真下:魅力的に講義される先生方001

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講義を受けた生徒達からは,

  • 固定概念にとらわれないことが大事。
  • 研究とは誰も知らないことを発見することだと言うことを知った。
  • 研究することの意義や方法、失敗しても諦めない等、研究をする上で大事なことを学んだ。
  • 研究を進める上で研究の有用性や新規性、独創性、信頼性、完成度が大切
  • 研究は失敗することがほとんどだが、諦めずに取り組み続けることが大事
  • 試行錯誤しながら、研究を進めていくことの大切さを改めて感じた。 

など,多くの前向きな感想が聞かれました。

今回,10名の先生から,具体的な研究に関する講義を受け,生徒達のモチベーションもさらに上がってきました。今後の課題研究では,より具体的に計画を立てて,研究に取り組んでいくと思います。先生方,貴重な講義ありがとうございました。

2021年6月24日 (木)

とある放課後の様子

とある放課後,正面玄関前に複数の生徒と先生の姿が・・・

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中洲通を通って向かった先は・・・

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鹿児島大学農学部の農場でした!

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ニホンミツバチ研究員の皆さんが巣箱の様子を観察に来たのでした!

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ニホンミツバチはとてもおとなしいので

1mくらいの距離までなら防護服は必要ありません。

巣箱に一生懸命出入りしている働きバチを見て

「かわいい~!」と歓声を上げています。

Img20210622165855巣箱を開けるので防護服を着ます。

Img20210622170147 巣箱いっぱいに巣を作っている様子を観察。

 「すごい!いっぱいいる!」とみんな驚いていました。

 もう一つの巣箱は残念ながら巣が大きくなっておらず

 何らかの不調が生じている様子でした。

 自然が相手なのでなかなか思い通りにならないのも学びの一つです。

 

 期末テスト前の晴れ間に巣の観察ができてよかったです。

 期末テスト明けにいよいよ本格的に研究活動がスタートします。

2021年6月18日 (金)

~ ニホンミツバチの深遠なる世界 ~

令和3年度 自然科学部特別講座

~ ニホンミツバチの深遠なる世界 ~

Mitubachi

この度,甲南高校では養蜂(ミツバチの飼育)にチャレンジすることになりました。


この特別講座は,科学的なことに興味を持ったり,取り組んだりしている先生方が講師となり行われます。今回の講師は英語科の先生です。

昨年度は国語科の先生が講師となり「バイクのエンジンの分解・組立」を行いました。生徒たちは見慣れない工具を使い,オイルで汚れながらも完全にエンジンを分解し,今度は分解したエンジンを組み立て,バイクに取り付けました。そして,エンジンが始動したときには大変感動していました。

今回の養蜂についても,前回同様,体験を通して生徒たちは多くの発見や感動をしてくれるものと期待しています。

生徒たちが取り組む様子やミツバチの様子は,今後このブログにて紹介していきます。

なお,今回の講座は巣箱設置や飼育に関して鹿児島大学農学部(農場)の協力をいただいております。この場を借りて,厚く御礼申し上げます。

特別講座の詳細は以下のPDF(参加者募集案内)をご参照ください。

参加者募集案内.pdf

ディベート体験

6月3日(木)及び10日(木)の計2回,2年生のSS探究Ⅱの時間に各クラスでディベートを実施しました。

事前にディベートを実践している教員から全体指導があったものの,上手く行くか不安でしたが,生徒たちは生き生きと討論していました。感想を見ても,とても楽しみながら参加できたようです。

写真下:2回目のテーマ

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1回目のテーマは「日本の学校は制服を廃止すべきである」,2回目のテーマはクラスにより異なり「都会の高校より田舎の高校の方が良い」あるいは「日本はバレンタインを廃止すべきである」でした。

写真下:3対3での論戦

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あるクラスでは「日本はバレンタインを廃止すべきである」の肯定派が全勝していましたが,テーマにより肯定・否定のいづれかが説明しやすい状況もあるようです。

初めてのディベートだったので,鋭い指摘をするまでには至りませんでしたが,これをきっかけに授業や課題研究の討論・考え方において,より論理的・批判的になって欲しいと思います。

写真下:クラス全体の様子

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2021年5月20日 (木)

鹿児島大学 遠城教授に学ぶ ~課題研究ワークショップ(1年)

5月14日(金)、1年生のSS探究Ⅰの時間に、大学教授による課題研究ワークショップが行われました。

講師として来てくださったのは、鹿児島大学農学部教授の遠城道雄氏です。高校時代の体験を交えたわかりやすい導入から「テーマ決定」,「研究手法」,「調査・実験」,「結果」までの一連の流れを具体例を挙げながら,丁寧に説明して下さいました。

写真下:わかりやすいスライドによる丁寧な説明

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また,「調査・実験がうまくいかない場合」や「結果が仮説と違う場合」もくよくよせずに,新しい展開のビッグチャンスと捉え,ポイントや理由を考えることが大切であると伝えて下さいました。

その後,生徒からは「研究の基礎知識のため,おすすめの本は何か」や「理系分野の苦手な生徒はSSHの研究にどう取り組めばいいか」など,積極的な質問が出ました。

写真下:研究ノートに熱心にメモを取ってます!

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生徒達も,研究のプロである大学教授からの温かい助言を受け,結果のみならず過程を重視する姿勢を学んだと思います。ぜひ,今後の課題研究でも今回学んだことを活かしてほしいと思います。

2021年5月 6日 (木)

課題研究で世界を広げて~卒業生課題研究紹介(1年)

4月30日(金)、1年生のSS探究Ⅰの時間に、卒業生による課題研究紹介が行われました。

講師として来てくださったのは、第72期生の冨永恵理衣さんです。高校時代に取り組んだ海洋プラスチック問題に関する課題研究を英語で紹介してくれました。

写真下:わかりやすいパワーポイントの資料と流暢な英語に驚嘆!

Photo (冨永さんの話)

・課題研究をしてわかったことは、ひとつの問題に様々な分野の問題がからんでいるということだった。

・課題研究では問いを深めることが大切、そのためには様々な方向から問いと仮説を立て、考えるしかない。試行錯誤するが、粘り強く頑張る姿勢が身に付いた。また、鵜呑みにしないで自分で深く考えるようになった。

・課題研修を通して教科や学校、国の枠を越えて他者と繋がり、自分の考え方や世界を広げることができる。

・自分にできるかはじめは不安だったが、磨こうと思えば英語力も研究力も上がる。甲南高校は課題研究に恵まれた環境。人との出会いを大切に、自分のテーマを見つけて頑張ってほしい。

Photo_2 発表を聞いた1年生からは、「英語がすごかった!」「まだ課題研究のことはよくわかっていないけど、あんな風に頑張りたい」という声が聞かれました。

先輩たちのように、1年生もこれから課題研究の中で視野を広げてくださいね。

2021年4月26日 (月)

課題研究オリエンテーション(1年)

4月23日(金)7限、1年生の課題研究オリエンテーションがあり、橋口教諭より課題研究の意義や目的、手法についての具体的な説明がなされました。生徒からは「課題研究が入学の決め手だったので頑張りたい」「他国の地球環境に対する取り組みを学ぶために、2年生では海外研修に行きたい」と言った声が聞かれました。

写真下:一人一人の研究が、次の誰かに「知」をつなぐことになります!

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写真下:スマホで今日の振り返りを入力!

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勉強・部活動・行事・課題研究と、多くのことに意欲的な1年生。思う存分、課題研究の時間を楽しんでください!