2021年6月18日 (金)

~ ニホンミツバチの深遠なる世界 ~

令和3年度 自然科学部特別講座

~ ニホンミツバチの深遠なる世界 ~

Mitubachi

この度,甲南高校では養蜂(ミツバチの飼育)にチャレンジすることになりました。


この特別講座は,科学的なことに興味を持ったり,取り組んだりしている先生方が講師となり行われます。今回の講師は英語科の先生です。

昨年度は国語科の先生が講師となり「バイクのエンジンの分解・組立」を行いました。生徒たちは見慣れない工具を使い,オイルで汚れながらも完全にエンジンを分解し,今度は分解したエンジンを組み立て,バイクに取り付けました。そして,エンジンが始動したときには大変感動していました。

今回の養蜂についても,前回同様,体験を通して生徒たちは多くの発見や感動をしてくれるものと期待しています。

生徒たちが取り組む様子やミツバチの様子は,今後このブログにて紹介していきます。

なお,今回の講座は巣箱設置や飼育に関して鹿児島大学農学部(農場)の協力をいただいております。この場を借りて,厚く御礼申し上げます。

特別講座の詳細は以下のPDF(参加者募集案内)をご参照ください。

参加者募集案内.pdf

ディベート体験

6月3日(木)及び10日(木)の計2回,2年生のSS探究Ⅱの時間に各クラスでディベートを実施しました。

事前にディベートを実践している教員から全体指導があったものの,上手く行くか不安でしたが,生徒たちは生き生きと討論していました。感想を見ても,とても楽しみながら参加できたようです。

写真下:2回目のテーマ

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1回目のテーマは「日本の学校は制服を廃止すべきである」,2回目のテーマはクラスにより異なり「都会の高校より田舎の高校の方が良い」あるいは「日本はバレンタインを廃止すべきである」でした。

写真下:3対3での論戦

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あるクラスでは「日本はバレンタインを廃止すべきである」の肯定派が全勝していましたが,テーマにより肯定・否定のいづれかが説明しやすい状況もあるようです。

初めてのディベートだったので,鋭い指摘をするまでには至りませんでしたが,これをきっかけに授業や課題研究の討論・考え方において,より論理的・批判的になって欲しいと思います。

写真下:クラス全体の様子

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2021年5月20日 (木)

鹿児島大学 遠城教授に学ぶ ~課題研究ワークショップ(1年)

5月14日(金)、1年生のSS探究Ⅰの時間に、大学教授による課題研究ワークショップが行われました。

講師として来てくださったのは、鹿児島大学農学部教授の遠城道雄氏です。高校時代の体験を交えたわかりやすい導入から「テーマ決定」,「研究手法」,「調査・実験」,「結果」までの一連の流れを具体例を挙げながら,丁寧に説明して下さいました。

写真下:わかりやすいスライドによる丁寧な説明

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また,「調査・実験がうまくいかない場合」や「結果が仮説と違う場合」もくよくよせずに,新しい展開のビッグチャンスと捉え,ポイントや理由を考えることが大切であると伝えて下さいました。

その後,生徒からは「研究の基礎知識のため,おすすめの本は何か」や「理系分野の苦手な生徒はSSHの研究にどう取り組めばいいか」など,積極的な質問が出ました。

写真下:研究ノートに熱心にメモを取ってます!

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生徒達も,研究のプロである大学教授からの温かい助言を受け,結果のみならず過程を重視する姿勢を学んだと思います。ぜひ,今後の課題研究でも今回学んだことを活かしてほしいと思います。

2021年5月 6日 (木)

課題研究で世界を広げて~卒業生課題研究紹介(1年)

4月30日(金)、1年生のSS探究Ⅰの時間に、卒業生による課題研究紹介が行われました。

講師として来てくださったのは、第72期生の冨永恵理衣さんです。高校時代に取り組んだ海洋プラスチック問題に関する課題研究を英語で紹介してくれました。

写真下:わかりやすいパワーポイントの資料と流暢な英語に驚嘆!

Photo (冨永さんの話)

・課題研究をしてわかったことは、ひとつの問題に様々な分野の問題がからんでいるということだった。

・課題研究では問いを深めることが大切、そのためには様々な方向から問いと仮説を立て、考えるしかない。試行錯誤するが、粘り強く頑張る姿勢が身に付いた。また、鵜呑みにしないで自分で深く考えるようになった。

・課題研修を通して教科や学校、国の枠を越えて他者と繋がり、自分の考え方や世界を広げることができる。

・自分にできるかはじめは不安だったが、磨こうと思えば英語力も研究力も上がる。甲南高校は課題研究に恵まれた環境。人との出会いを大切に、自分のテーマを見つけて頑張ってほしい。

Photo_2 発表を聞いた1年生からは、「英語がすごかった!」「まだ課題研究のことはよくわかっていないけど、あんな風に頑張りたい」という声が聞かれました。

先輩たちのように、1年生もこれから課題研究の中で視野を広げてくださいね。

2021年4月26日 (月)

課題研究オリエンテーション(1年)

4月23日(金)7限、1年生の課題研究オリエンテーションがあり、橋口教諭より課題研究の意義や目的、手法についての具体的な説明がなされました。生徒からは「課題研究が入学の決め手だったので頑張りたい」「他国の地球環境に対する取り組みを学ぶために、2年生では海外研修に行きたい」と言った声が聞かれました。

写真下:一人一人の研究が、次の誰かに「知」をつなぐことになります!

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写真下:スマホで今日の振り返りを入力!

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勉強・部活動・行事・課題研究と、多くのことに意欲的な1年生。思う存分、課題研究の時間を楽しんでください!

2021年4月22日 (木)

SS探究Ⅱのグループ編成

 4月20日(火)7限目に、2年生の課題研究オリエンテーションがあり、本年度の課題研究に関する説明を受けました。

 2学年では、4人1組で研究テーマを決め、1年かけて課題研究に取り組みます。

 概要は、本校公式ブログからも確認できると説明があり、生徒は各自のスマートフォンで早速本校公式ブログにアクセスし、確認をしていました。

写真下:概要の説明を受ける生徒

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 その後、生徒それぞれが取り組みたい分野(物理・工学、化学、生物、地学、数学・情報、社会科学、地域問題など)に分かれ、研究したい内容をお互いに確認し合って4人グループを作りました。

写真下:どのようなことを研究したいか、情報交換する生徒

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2年生たちはこれからどのような研究に取り組んでいくのでしょうか。学業や部活動などもあって大変なこともあるでしょうが、楽しみながら頑張ってください。

SSH職員研修 2021/04/22

4月21日、SSHに関する職員研修を実施しました。

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SSHに指定されて2年目となる今年度は、昨年度の課題を踏まえ、より一層充実した活動にすることが求められます。

今年度赴任した職員はじめ、全職員の共通理解を深め全校体制で進めていくためにスライドを使って確認を行いました。

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2021年4月 7日 (水)

令和2年度SSH研究開発実施報告書

令和2年度SSH研究開発実施報告書が出来ました。

PDF版をご覧いただけます。下記よりダウンロードしてください。

【令和2年度SSH研究開発実施報告書-第1年次-】

令和2年度SSH研究開発実施計画書をダウンロード

 

2021年3月26日 (金)

第6回高校生国際シンポジウム 2021/03/24

3月24日(水)・25日(木)、第6回高校生国際シンポジウムが行われました。
甲南高校から10の個人・グループがエントリー。その中から、1年生4人で構成した1グループ、2年UK組の6人、2年JP組の1人が書類審査を通過し、今回の本戦に臨みました。
 
例年、全国の代表が一堂に会する大会ですが、今年度はコロナ禍のためオンラインでの開催となりました。生徒たちは慣れない中で、一生懸命発表を行いました。
 
写真下:オンラインでのプレゼンに臨む生徒たち。

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厳正な審査の結果、以下の結果となりました。 

【スライド発表の部 社会科学分野】 優秀賞 清永亜弥さん(2年)
 
【スライド発表の部 地域・海外・芸術分野】 優秀賞 増田海亜くん(2年)
 
【ポスター発表の部】 最優秀賞 上村日詩さん(2年)
 
全国の高いレベルの中、よくみんな頑張りました。

2021年2月 8日 (月)

令和2年度 SSH 第2回運営指導委員会 2021/02/05

2月5日(金)、令和2年度SSH第2回運営指導委員会が開かれました。

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会議では、本校職員からSSH事業や、事業を通しての生徒の変容、令和3年度に向けた目標や検討事項等が報告されました。

写真下:事業報告を行う本校職員

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その後、運営指導委員の方々から様々な質問や助言を賜りました。主な御意見は以下のとおり。

【鹿児島大学理学部学部長 岡村先生】
「先行研究や写真の引用に関する情報モラルを学び、自分たちの発表にしっかりと反映してほしい。研究倫理を確実におさえさせる必要がある。」


【鹿児島大学水産学部学部長 佐久間先生】
「生徒・職員の自己評価において、活動前後の変容や達成度など、もっと具体的な言葉で指標を掲げて評価できるようにするべきである。」


【鹿児島大学工学部学部長 木下先生】
「課題研究の視点を取り入れた教科の授業については、モデルの情報共有をするとよい。SSHは論理的思考力と思考を文章化する能力が不可欠なので、国語と英語も極めて大切になる。」


【前鹿児島純心女子大学副学長 影浦先生】
「生徒の発表を見て、これがこれからの授業の在り方だと感じた。教科一丸となって意識を更に高め、SSHに取り組んでほしい。」

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他にも多くのご助言をいただきました。
ご意見を参考に、来年度以降のさらなるSSH事業の充実を目指したいと思います。

ありがとうございました。