現在の二ホンミツバチ
7月最初のニホンミツバチ観察会を9日(金)に行いました。
巣箱の入口にはじっとして羽根を羽ばたかせている
働き蜂がいます。これは巣の内部に空気を送り込むた
めの「扇風部隊」です。
雨続きで高くなっている巣の内部の湿度をさげるため,
また,水分を飛ばして蜜の糖度を上げるためにやってい
る,と言われています。
巣箱を開けるので防護服を着用。
まずは底板周辺に巣をつくってしまっているアリを
掃除します。蜂にとって住み心地が良い場所は他の
昆虫にとっても住み心地がいいのです。
とはいえ,アリは養蜂に邪魔なので退去願います。
前回の写真と見比べてもらえば群れが大きくなって
いることが分かると思います。とても順調です。
もうすぐ巣箱を拡大しないといけないくらい群れに
勢いがあります。
底面いっぱいまであふれそうな蜂たちです。
梅雨が明けたら真夏になり,蜜源が枯渇する時期に
なります。
どのように群れの勢いを維持するか,ニホンミツバチ
研究員たちの工夫が問われます。