SSH指定Ⅰ期5年目(2024年度)
「より良い未来創造に挑戦し続ける科学技術系グローバルリーダーの育成」を目指します。
いよいよ2泊3日の日程も最終日となりました。今日の訪問先は、「国立科学博物館」。
修学旅行で訪問した場所の一つでしたが、じっくり見るには、いくら時間があっても足りない場所。到着するやいなや、各自見たいところへと真っ先に向かっていきました。
写真下:アロサウルスの実物大の実物化石
シンクロトロンの展示では、「高エネルギー加速器研究機構」での研修後の見学だったからこそ、さらに理解を深め楽しみながら見学ができました。
写真下:画像を送る技術を体験する生徒たち
地球館地下3階には、自然科学系ノーベル賞受賞者の展示コーナーもあり、先輩である赤﨑勇さんの展示も。先輩の偉大な功績に改めて感銘を受けた生徒たちでした。
今回の研修では、施設などを見学をしただけではなく、多くの研究者の方々から直接説明を受け、質問にも答えていただきました。生徒たちは、最先端の研究に触れただけでなく、研究者の方々の探究心や研究に対する情熱にも触れ、大いに刺激を受け、多くのことを学ぶことができました。
ぜひ、これらの学びを、今後の高校生活やこれからの人生に生かしてほしいと思います。
忙しい中、丁寧に対応していただいた各施設・研究者の方々に感謝いたします。ありがとうございました。
12月7日(木)、2日目の研修先は、「筑波実験植物園」「高エネルギー加速器研究機構」「理化学研究所」「サイエンス・スクエアつくば」「地質標本館」の5か所です。
①「筑波実験植物園」
ここでは約7千種の植物が育てられており、1つ1つの植物がどういう性質をもっているかを明らかにすることで、植物多様性を知り、守り、伝えているそうです。
写真下:見どころ一位のメタセコイアとセコイアのプロムナードにて 写真下:熱帯地域の植物を観察する生徒
様々な気候帯の植物に触れ、温度や光、水の量による植物の違いを知り、生物の恵みによって私たちの生活が成り立っていることを実感した訪問となりました。
②「高エネルギー加速器研究機構(KEK)」
写真下:素粒子原子核研究所を見学 写真下:加速器の仕組みを学ぶ生徒
③「理化学研究所」
バイオリソース研究センターであるこの機関では、万能細胞について学んだり、細胞を保管している保管所を見学したりしました。
質疑応答の中で、「学んだことを自分の生活と結びつけながら考えること」や、「研究者は孤独だと思われがちだが、コミュニケーションが大切だ」というメッセージをもらいました。
写真下:リソースの提供について学ぶ生徒
④「サイエンス・スクエアつくば」
写真下:戦略的都市鉱山について学ぶ生徒 写真下:音が鳴る布を体験中
⑤「 地質標本館」
国内最大級の地球科学専門ミュージアムである地質標本館。まず、入り口の日本列島周辺の震源分布のモニュメントに圧倒されました。
日本の立体地質図を用いて活断層などの地質に関する情報を丁寧に教えていただいたり、地球内部の構造、火山と火山岩などを分かりやすく説明していただきました。
展示の中には、桜島などの火山や、現在日本唯一の金の産地である菱刈鉱山などもあり、鹿児島県民である生徒にとって、身近にあるものを楽しく学べた時間となりました。
2日目もとても学びの多い、有意義な1日となりました。いよいよ、明日は最終日です。
12月6日(水)から2泊3日の予定で、2年生のGSコースで選抜された8名が「先端研究機関研修」に出発しました。
初日の研修先は「日本科学未来館」です。
ここには、体験型の常設展示や企画展などがあり、最新のテクノロジーや地球環境、宇宙の探求等を観察・体験することができます。
今回は、「ミトコンドリア生合成」プロジェクトの研究室を訪問し、研究の内容についての説明を聞いたり、顕微鏡観察などの体験を行いました。
写真下:構造を確認する生徒 写真下:電子顕微鏡・光学顕微鏡をのぞく生徒
充実した研究施設や、研究内容に関して、生徒たちは興味津々。数多くの質問が行き交いました。
その中で、「構造が機能を決める。形が働きを決める。」というキーワードや、目には見えないことに気付く大切さ、探究心をもつことの大切さ、ミクロ・マクロで物事見る大切さなどを学びました。
研究者の方々の心から研究を楽しんでいる姿や最先端の技術に触れ、生徒たちは大いに刺激を受けたようです。
明日は、筑波の研究機関5か所を訪問予定です。
SSH通信第27号を発行しました。
今回は・・・
SS探究Ⅰにおけるミニ課題研究「吸水力No.1決定戦 ~靴を一番早く乾かすには~」に関するインタビューです。
1年生が初めて取り組む課題研究について,研究のきっかけや工夫したこと等について話を伺いました。
SSH通信第26号を発行しました。
今回は・・・
SS探究Ⅱにおける課題研究「カゼインミセルによるマイクロプラスチックの吸着」に関するインタビューです。
2年生が取り組む課題研究について,研究内容や今後の取組予定等について話を伺いました。
11月2日(木)、2年生のLSコースの生徒による課題研究中間発表会(本選)が行われました。
鹿児島大学より8名の先生方をお招きし、予選で選抜された16グループが、2年生の各教室をまわりながら、自分たちの研究について発表し、指導助言をいただきました。
写真下:一生懸命発表する生徒たち 写真下:発表を熱心に聞く生徒
鹿児島市のシェアサイクル「かごりん」を使った鹿児島の観光の活性化を模索したグループや、磯焼けの問題を川の水質から考えたグループなど、どのグループの研究もユニークで興味深いものばかりでした。
今回の発表は、講師の先生の前にしていたため生徒の顔には多少の緊張もありましたが、質疑応答にも一生懸命に自分たちなりの答えを伝えようとする姿が印象的でした。