SSH通信11号発行
SSH通信11号を発行しました。
今回の特集は
「課題研究への取組」
「第1回リケジョに学ぶ最新の科学(新日本科)」
の2本立てです。

MENU「8.SSH通信」から今までに発行したものもダウンロードできます。

SSH指定Ⅰ期5年目(2024年度)
「より良い未来創造に挑戦し続ける科学技術系グローバルリーダーの育成」を目指します。
SSH通信11号を発行しました。
今回の特集は
「課題研究への取組」
「第1回リケジョに学ぶ最新の科学(新日本科)」
の2本立てです。

MENU「8.SSH通信」から今までに発行したものもダウンロードできます。
多くの方から「ミツバチは元気ですか?」と
ご質問をいただいています。
この夏をニホンミツバチたちはどう過ごしたのか?
早速鹿児島大学の農場へ向かいました。
ひと月前は夏野菜でにぎわっていた大学農場も
今はすっかり寂しくなっています。
まだまだ暑い日が続いてはいますが
季節は確実に秋に向かいつつあることを実感します。
巣門前にたくさん出てきていました!
巣門前に整列しています。
これは「扇風隊」とも言うべき役割の働きバチで
一生懸命に羽を動かし,巣の中に新鮮な空気を送り込んでいるものと
考えられています。貯めた蜜の糖度を上げるために空気の流れが必要なのです。
8月の災害級の大雨も耐え抜いた日本ミツバチ達。
順調にいけばもうすぐ撮蜜が行える時期になります。
7月9日(金)、1年生の7限目のSS探究Ⅰの特別講座として、『地域の抱える問題を知るセミナー』が行われました。
講師は、鹿児島市 規格財政局 企画部 政策企画課 主査 宮前聡氏です。令和3年度末で第五次鹿児島市総合計画が終了することから,現在計画中の第六次鹿児島市総合計画に基づいて企画された計画的なまちづくりについてお話いただきました。
説明の中には私たちの知らない深刻な現状もありましたが、令和4年度から始まる鹿児島市の総合計画の支援や政策を聞きながら真剣にメモしていました。
現在、1年生はテーマごとに研究計画書と実験計画書を作成中です。7月29日にある中間報告会に向けてしっかりと準備を進めてほしいと思います。
6月25日(金)、1年生の6・7限目のSS探究Ⅰの特別講座として、『研究を知る講座』が行われました。
『研究を知る講座』は鹿児島大学から9名,鹿屋体育大学が1名の計10名の講師を招き、様々な分野の研究について,講義をして頂く,高大連携の事業です。生徒たちは,10の講座のうち,2講座をそれぞれ受講し,熱心に受講していました。
講義を受けた生徒達からは,
など,多くの前向きな感想が聞かれました。
今回,10名の先生から,具体的な研究に関する講義を受け,生徒達のモチベーションもさらに上がってきました。今後の課題研究では,より具体的に計画を立てて,研究に取り組んでいくと思います。先生方,貴重な講義ありがとうございました。
5月14日(金)、1年生のSS探究Ⅰの時間に、大学教授による課題研究ワークショップが行われました。
講師として来てくださったのは、鹿児島大学農学部教授の遠城道雄氏です。高校時代の体験を交えたわかりやすい導入から「テーマ決定」,「研究手法」,「調査・実験」,「結果」までの一連の流れを具体例を挙げながら,丁寧に説明して下さいました。
写真下:わかりやすいスライドによる丁寧な説明
また,「調査・実験がうまくいかない場合」や「結果が仮説と違う場合」もくよくよせずに,新しい展開のビッグチャンスと捉え,ポイントや理由を考えることが大切であると伝えて下さいました。
その後,生徒からは「研究の基礎知識のため,おすすめの本は何か」や「理系分野の苦手な生徒はSSHの研究にどう取り組めばいいか」など,積極的な質問が出ました。
写真下:研究ノートに熱心にメモを取ってます!
生徒達も,研究のプロである大学教授からの温かい助言を受け,結果のみならず過程を重視する姿勢を学んだと思います。ぜひ,今後の課題研究でも今回学んだことを活かしてほしいと思います。
4月30日(金)、1年生のSS探究Ⅰの時間に、卒業生による課題研究紹介が行われました。
講師として来てくださったのは、第72期生の冨永恵理衣さんです。高校時代に取り組んだ海洋プラスチック問題に関する課題研究を英語で紹介してくれました。
写真下:わかりやすいパワーポイントの資料と流暢な英語に驚嘆!
・課題研究をしてわかったことは、ひとつの問題に様々な分野の問題がからんでいるということだった。
・課題研究では問いを深めることが大切、そのためには様々な方向から問いと仮説を立て、考えるしかない。試行錯誤するが、粘り強く頑張る姿勢が身に付いた。また、鵜呑みにしないで自分で深く考えるようになった。
・課題研修を通して教科や学校、国の枠を越えて他者と繋がり、自分の考え方や世界を広げることができる。
・自分にできるかはじめは不安だったが、磨こうと思えば英語力も研究力も上がる。甲南高校は課題研究に恵まれた環境。人との出会いを大切に、自分のテーマを見つけて頑張ってほしい。
発表を聞いた1年生からは、「英語がすごかった!」「まだ課題研究のことはよくわかっていないけど、あんな風に頑張りたい」という声が聞かれました。
先輩たちのように、1年生もこれから課題研究の中で視野を広げてくださいね。