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2020年6月

2020年6月24日 (水)

JSTによる新規校訪問

甲南高校は、今年度から5年間、文部科学省よりSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定を受けました。

本校のような新規校が事業を進めていく上で、把握しておくべき事項や事務手続き、そして、気をつけるべきことがあります。今日は、JST(国立研究開発法人 科学技術振興機構)の主任調査員・鈴木清史(すずき きよふみ)さんと、事務参事・菅勇(すが いさむ)さんのお二人が来校され、事業を推進する上での説明と助言をしてくださいました。

写真下:本校からは西橋校長はじめ、教頭、事務長、SSH担当職員が出席。

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写真下:鈴木さん・菅さんが、スライドを使ってわかりやすくご説明くださいました。

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また、本校施設の見学もしていただきました。

写真下:西橋校長の説明を受けながら視察される鈴木さん。

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写真下:ノーベル物理学賞受賞・赤﨑博士の業績紹介コーナーもご覧いただきました。

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今年度からの5年間、文部科学省およびJSTの指導や支援を受けながら、先進的理数系教育の充実と科学技術系人材の育成に、全校体制で取り組みます。

鈴木清史さん、菅勇さん、ありがとうございました。

2020年6月15日 (月)

SS講演会 2020/06/12

「SS探究」にて、科学的課題研究に取り組んでいる1年生。生徒たちの興味・関心を高めるため講演会を実施しました。


今回、講師に鹿児島大学水産学部准教授の加藤早苗先生をお招きして、「イカすイカの研究 ~普通の高校生だった私が科学者になるまで~」という演題でご講演いただきました。

写真下:興味深いお話をたくさんしてくださった加藤先生。

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はじめに、ご経歴をお話くださいました。生まれも育ちも北海道の加藤先生、陸上部や美術部に所属した高校時代、「なんだかおもしろそうだな」という理由で進学した北海道大学水産学部時代、その後、縁あって鹿児島にやってきた話・・・。

特に、水産学部での科学との出会いは、これから進路選択をする生徒たちにとって参考となるお話でした。

・魚ひとつとってみても、他の学部、他の学問とも関連がたくさんある。

・好きな科目で進路(文系理系)を決めた方がいい。

・高校のうちから科学を楽しんでほしい。

・大学では、専門性の高い、高価な機器を使うことができる。実験は楽しい。

・実験は、うまくいっても思わぬ結果が出ても、新しいことを知ることができる。「この結果を知っているのは今世界で自分だけ」というドキドキ感、感動が味わえる。

・大学は正解のない勉強ができる場所。

写真下:「学び」は多くの分野と関連しています。

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イカの研究、特に「イカの青い血」研究の第一人者として多方面で活躍されている加藤先生。

「イカの血は青い」という事実にみんなびっくり!

写真下:酸素と結合した動脈血が青いそうです。

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加藤先生は、近年、ダイオウイカの血についても研究されています。

写真下:深海の神秘!ダイオウイカ!

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写真下:加藤先生のお話を熱心にメモする生徒。

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質疑応答では、「イカはどんなにおいがしますか」や「ダイオウイカの味ってどんな味ですか」、「イカの泳ぐスピードはどれくらいですか」など、まさに質問はイカづくしでした。

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科学の楽しさを感じることができた時間でした。

講演いただいた加藤先生、ありがとうございました!

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