01-1 課題研究(1年生) Feed

2020年11月 2日 (月)

SSH基礎課題研究発表(テーマ代表による発表) 2020/10/30

10月23日に決定した各テーマの代表12グループ。

10月30日(金)5~7限目、アリーナにて1年生全員に向けて12グループがスライド形式による発表を行いました。

今回、講師として次の皆様をお招きしました。

石本弘治先生(第一工業大学自然環境工学科 教授)

荻田太先生(鹿屋体育大学スポーツ生命科学系 教授)

ハフィーズ・ウル・レーマン先生(鹿児島大学理工学研究科 准教授)

塔筋弘章先生(鹿児島大学理学部 准教授)

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各グループ、発表6分・質疑応答2分の持ち時間で発表。

写真下:直前まで熱心に打ち合わせを行う生徒たち。

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各グループの発表テーマは次の通りです。


・黄金比は本当に美しいのか(1年1組)

・果たして双子素数は無限に存在するのか?(1年1組)

・手回し発電機を利用したエネルギー可視化実験(1年4組)

・円周率の近似と精度(1年4組)

・虫を集めよう 〜虫が集まる色を調べる〜(1年2組)

・菌の発酵について(1年1組)

・わたしと雲と天気の三角関係(1年5組)

・GREEN TEA BATH SALT 〜茶葉の新たな可能性〜(1年2組)

・音速を測ろう(1年7組)

・重力加速度を測定しよう(1年1組)

・化学反応の量的関係(1年2組)

・火山灰とよりよく生きよう(1年7組)


どのグループも緊張しつつ研究成果を丁寧に伝えました。

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写真下:発表後、たくさんの質問が出ました。

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最後に、石本先生から総評をいただいました。先生からは

・先行研究をたくさん調べ、理解を深めよう。

・スライドの作り方をもっと工夫しよう。

・地元ならではのテーマにも注目しよう。

など助言をいただきました。

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発表を行った12グループの皆さん、お疲れ様でした。大勢の前での発表、大変だったと思いますが良い経験になったことと思います。また、同級生の発表を聴いた1年生は刺激を受けたことでしょう。

ご指導くださった4人の先生方、ありがとうございました。

2020年10月26日 (月)

SSH基礎課題研究発表(テーマ別発表) 2020/10/23

今年度から指定を受けた「SSH(スーパーサイエンスハイスクール)」。

1期生となる現1年生は、1学期から数か月をかけて科学的研究の「基礎課題研究」に取り組んできました。

3~4人1グループで研究を進め、「ポスター形式」「プレゼンテーションソフト(PowerPointやKeynote)」によるまとめを作成しました。


その研究成果を、10月23日6・7限目、テーマ別に分かれポスター形式で発表しました。

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写真下:直前まで打ち合わせ。

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写真下:どのグループも工夫を凝らした発表を展開。

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写真下:他グループの発表を熱心に聴く生徒たち。

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発表後、生徒およびチューターはルーブリックを元に評価を行いました。

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評価を集計した結果、各テーマの代表12グループが決定。この12グループは、10月30日にアリーナで発表を行います。

2020年7月13日 (月)

研究基礎講座 2020/07/10

7月10日(金)、鹿児島大学より9人の先生方を講師にお迎えし、1年生対象の研究基礎講座を実施しました。

1年生は現在、金曜日のSS探究の時間にクラスで3~5人ずつのグループを作り、科学的なテーマの研究を開始しています。その中で、本格的な研究における仮説の立て方や実験の計画などに苦戦しています。

今回開かれた9講座の中には「いかに研究するか」「研究はおもしろい」などの研究することにおいての基本的な心得やコツなどを中心にお話しいただいたものや、「地球科学」「錦江湾深海海底の生き物」など大学の先生方が専門とされている研究テーマをご経験や実際のデータなどをもとに詳しく説明していただいた講座などがあり、幅広い視点から「研究すること」「研究の進め方」などを見直すヒントがあふれていました。

写真下:貴重な資料や分かりやすいスライドを使いながらお話くださった先生方。

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9つの講座のうち、2講座は鹿児島大学の研究室とつないでリモート講義。講義の内容はもちろん、学び方の一つのあり方として生徒にとって良い経験でした。

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「~のための研究」の講座を受講したある生徒は「先生が “研究とは誰もが良いね、と思えることを目指せる合理性や系統性が必要。インターネットの情報は一方的なのでより事実に基づいた視点で研究を進めよう”という言葉が印象的だった。私たちの班はどんな実験をするべきか迷っているところだが、みんなで協力し誰かのためになる研究をしていきたい。」と決意を新たにしたようです。

大学の先生の講義のレベルに驚いた生徒もいたようですが、今日の講座で学んだことを来週は班でシェアし、今後の研究活動に生かしてくれることと思います。

2020年5月13日 (水)

SS探究スタート!

本校における「総合的な探究の時間」は、今年度4月入学生から「SS探究(エスエスたんきゅう)」と名称を改め活動を始めました。SS探究は、毎週1時間実施します。

なお、現2・3年生は昨年度に続き「W-KI(ワッゼ甲南イノベーション)プロジェクト」という名称で課題研究に取り組みます。

SS探究は、W-KIで培ったノウハウに、理科的数学的な視点を加え課題研究を深化させていきます。

といっても、まだ1年生は「一体なにをする時間なんだろう?」と疑問だらけ。そこで、5月12日、22日の2日間、「課題研究の意義」「SS探究とは」等1年生全員に向けて、本校職員および外部講師から解説をしました。


5月12日、講師に鹿児島大学工学部教授・大塚作一先生をお招きしました。「聞く(疑問を持ち質問できる)力」と「教える(論理的に説明する)力」と題して講義いただきました。

大塚先生はスライドを使いながら、課題研究を行うことの意義や気をつけるべき点をわかりやすくお話しくださいました。

写真下:長年のご経験を元にしたお話は興味深いものばかり。

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特に大切なこととして、

・自分の好きなことに真剣に取り組む。

・自分で工夫、試行錯誤することが大切。

・言い尽くされた言葉だが「継続こそ力」。

・どんなことでもメモを取ろう。

など様々なご助言をくださいました。

写真下:ユーモアも織り交ぜながらお話しくださった大塚先生。

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5月22日は講師として、この3月に本校を卒業して、国際教養大学(秋田県)に進学した宮下彩寧さん(71期生)を招きました。

宮下さんは、在学時より高いレベルの課題研究および優れたプレゼン能力で、各発表会にて高い実績を残しました。また、生徒海外派遣イギリス研修「学びにUK」にも参加しました。

宮下さんには、はじめに高校時代の課題研究を発表してもらいました(本来は英語でのプレゼンですが、日本語で行ってもらいました)。

その後、課題研究を進める上でのポイントや高校時代の失敗談、苦労したこと、イギリス研修の様子などを話してくれました。

写真下:身近な先輩の言葉に生徒たちは真剣に耳を傾けていました。

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宮下さんは、研究をする際の情報の集め方や記録することの大切さ、学習との両立などアドバイスを送ってくれました。

写真下:後輩からの質問に答える宮下さん。

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2つの講義を通して、生徒たちは課題研究に対するイメージができ、方向性のきっかけができた様子でした。

大塚作一先生、宮下彩寧さん、ありがとうございました!