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2021年5月

2021年5月20日 (木)

鹿児島大学 遠城教授に学ぶ ~課題研究ワークショップ(1年)

5月14日(金)、1年生のSS探究Ⅰの時間に、大学教授による課題研究ワークショップが行われました。

講師として来てくださったのは、鹿児島大学農学部教授の遠城道雄氏です。高校時代の体験を交えたわかりやすい導入から「テーマ決定」,「研究手法」,「調査・実験」,「結果」までの一連の流れを具体例を挙げながら,丁寧に説明して下さいました。

写真下:わかりやすいスライドによる丁寧な説明

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また,「調査・実験がうまくいかない場合」や「結果が仮説と違う場合」もくよくよせずに,新しい展開のビッグチャンスと捉え,ポイントや理由を考えることが大切であると伝えて下さいました。

その後,生徒からは「研究の基礎知識のため,おすすめの本は何か」や「理系分野の苦手な生徒はSSHの研究にどう取り組めばいいか」など,積極的な質問が出ました。

写真下:研究ノートに熱心にメモを取ってます!

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生徒達も,研究のプロである大学教授からの温かい助言を受け,結果のみならず過程を重視する姿勢を学んだと思います。ぜひ,今後の課題研究でも今回学んだことを活かしてほしいと思います。

2021年5月 6日 (木)

課題研究で世界を広げて~卒業生課題研究紹介(1年)

4月30日(金)、1年生のSS探究Ⅰの時間に、卒業生による課題研究紹介が行われました。

講師として来てくださったのは、第72期生の冨永恵理衣さんです。高校時代に取り組んだ海洋プラスチック問題に関する課題研究を英語で紹介してくれました。

写真下:わかりやすいパワーポイントの資料と流暢な英語に驚嘆!

Photo (冨永さんの話)

・課題研究をしてわかったことは、ひとつの問題に様々な分野の問題がからんでいるということだった。

・課題研究では問いを深めることが大切、そのためには様々な方向から問いと仮説を立て、考えるしかない。試行錯誤するが、粘り強く頑張る姿勢が身に付いた。また、鵜呑みにしないで自分で深く考えるようになった。

・課題研修を通して教科や学校、国の枠を越えて他者と繋がり、自分の考え方や世界を広げることができる。

・自分にできるかはじめは不安だったが、磨こうと思えば英語力も研究力も上がる。甲南高校は課題研究に恵まれた環境。人との出会いを大切に、自分のテーマを見つけて頑張ってほしい。

Photo_2 発表を聞いた1年生からは、「英語がすごかった!」「まだ課題研究のことはよくわかっていないけど、あんな風に頑張りたい」という声が聞かれました。

先輩たちのように、1年生もこれから課題研究の中で視野を広げてくださいね。