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2021年7月

2021年7月30日 (金)

1学年 甲南サイエンスウイーク(KSW)「中間報告会」

7月29日(木) 1年生の甲南サイエンスウイーク「中間報告会」がありました。前半の時間では,同じテーマのグループごとに,後半の時間では,各学級でそれぞれの研究テーマについて報告しました。グループごとにまとめた研究計画書をもとに、それぞれのテーマについて研究を進めて行きます。今回は,お互いの報告を聴く中で、ヒントになることをみつけていく機会となりました。他のクラスの生徒の前で、緊張しながら懸命に伝えようとする姿が印象的でした。

写真下:「砂糖(スクロース)の考察」というテーマに取り組む生徒たち。分かりやすく伝えようと工夫しています。

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写真下:「語の変遷」というテーマに取り組む生徒たち。同じテーマでも様々な切り口で研究が進められていきます。

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写真下:「身の回りの黄金比」というテーマに取り組む生徒たち。チューターの先生からのアドバイスに熱心に耳を傾けます。

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報告会を終えた生徒からは,「同じテーマで取り組んでいても,内容は色々と違っていて発見があった。」「自分たちの研究のヒントになった。」といった声が聞かれました。今後、調査や実験を経てどのような研究結果が得られるのか楽しみです。

2021年7月21日 (水)

KSWスタート(1年)~論理的・批判的思考力養成講座

7月21日(水)、1年生は論理的・批判的思考力養成講座を受講しました。

この講座は甲南サイエンスウイーク(KSW)の一環として行われたものです。根拠に基づいて多角的に吟味・分析する過程で、今後の課題研究で必要な論理的・批判的思考力を養うことを目的としています。

まずはじめに、問題文からトピックセンテンスを読み取ります。10文で構成された文章の構造を考え、主題となる3つの文を話し合いました。

写真下:黒板に構造を書き出し、主題となる文の番号を答えてもらいました。さあ、正解は!?Horizon_0001_burst20210721120513949

続いては、ある文章に対する批判文を吟味しました。一見批判的な意見に思えますが、よく読むと批判になっていません。

写真下:おかしいと感じた部分を互いに話し合い、正確に言語化していきます。Dsc_20234_2

写真下:批判として不適切な点を、最終的には200字にまとめ、意見交換しました。Dsc_20252 Dsc_20273

生徒からは、「論理的構造を把握するのは難しかったが、グループで話し合うと理解しやすくなった」「主題・原因・理由など、様々な要素から文章が成り立っていることがわかった」「批判は主題をしっかり捉えて述べた方が良いと思った」「批判文を一読しただけでは批判として不適切でない理由を具体的に説明できなかったが、批判文が批判している文章の主張を図示することですぐにわかり、とても驚いた。これからためになると思う」など様々な感想が聞かれました。

来週は中間報告会にむけての取り組みが本格化します。それぞれの研究グループで、どのような研究テーマについて研究を行うか、論理的・批判的に検討しましょうね!

3年生 W-KI発表会

写真下:最優秀賞を受賞した生徒の発表の様子Jp

写真下:在日外国人にわかりやすい日本語を発信する研究について発表する生徒(英語による発表)Ae 日本語による発表を行ったグループの最優秀賞は,『酸化チタン光触媒による揮発性有機化合物の分解反応』という研究テーマで発表を行った川上花さんが受賞しました。

コロナ禍で研究所に行くことができず,自ら実験装置を作成して,研究に取り組みました。

審査員からは,大学の卒論を超える深い内容だと絶賛されていました。

また,その他,2名の生徒が英語による研究発表も行いました。

鹿児島市のこれから ~地域の抱える問題を知るセミナー~

7月9日(金)、1年生の7限目のSS探究Ⅰの特別講座として、『地域の抱える問題を知るセミナー』が行われました。

講師は、鹿児島市 規格財政局 企画部 政策企画課 主査 宮前聡氏です。令和3年度末で第五次鹿児島市総合計画が終了することから,現在計画中の第六次鹿児島市総合計画に基づいて企画された計画的なまちづくりについてお話いただきました。

写真下:本日の内容Photo

写真下:魅力ある鹿児島市の歴史に生徒は興味津々Photo_2

写真下:鹿児島市の現状を説明する様子Photo_3

説明の中には私たちの知らない深刻な現状もありましたが、令和4年度から始まる鹿児島市の総合計画の支援や政策を聞きながら真剣にメモしていました。

現在、1年生はテーマごとに研究計画書と実験計画書を作成中です。7月29日にある中間報告会に向けてしっかりと準備を進めてほしいと思います。

2021年7月14日 (水)

現在の二ホンミツバチ

7月最初のニホンミツバチ観察会を9日(金)に行いました。

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 巣箱の入口にはじっとして羽根を羽ばたかせている

働き蜂がいます。これは巣の内部に空気を送り込むた

めの「扇風部隊」です。

 雨続きで高くなっている巣の内部の湿度をさげるため,

また,水分を飛ばして蜜の糖度を上げるためにやってい

る,と言われています。

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巣箱を開けるので防護服を着用。

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まずは底板周辺に巣をつくってしまっているアリを

掃除します。蜂にとって住み心地が良い場所は他の

昆虫にとっても住み心地がいいのです。

とはいえ,アリは養蜂に邪魔なので退去願います。

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前回の写真と見比べてもらえば群れが大きくなって

いることが分かると思います。とても順調です。

もうすぐ巣箱を拡大しないといけないくらい群れに

勢いがあります。

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底面いっぱいまであふれそうな蜂たちです。

梅雨が明けたら真夏になり,蜜源が枯渇する時期に

なります。

どのように群れの勢いを維持するか,ニホンミツバチ

研究員たちの工夫が問われます。

2021年7月13日 (火)

二ホンミツバチ講座が始まりました!

SSH事業の一環「自然科学部特別企画」として

今年度は「ニホンミツバチ講座」を実施します。

先日の第1回観察会に引き続き,

第一回の座学講座が開かれました。

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講師は英語科の出水田先生です。

ニホンミツバチとはどのような生き物なのか,西洋ミツバチとの対比をしながら分かりやすく

解説してくださいました。

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講座の後は,ミツバチの自然巣に関する研究を

行うため,会議が行われました。

暑い夏に負けない熱い研究が始まりました。