KSW[甲南サイエンスウィーク] 2020/07/16
科学的研究の基礎課題研究に取り組んでいる1年生。
7月16日、KSW(甲南サイエンスウィーク)の一環で、研究の中間発表を行いました。
午前、1・2限はテーマ別に分かれて、グループ発表を行いました。
写真下:どのグループも工夫を凝らした発表を展開しました。
研究テーマが同じでも、実験方法や仮説の立て方にそれぞれに違いがあり多くの工夫が見られました。質疑応答も活発に行われ、いろいろと気づいたことも多かったようです。
3・4限は各クラスで発表を行いました。1・2限の発表を通して、修正を加えた発表を行っているグループもありました。2回行うことで、いろいろな意見を聞いたり、発表に対して自信も生まれたようです。
各クラスでは、初めて他のテーマに関する発表を聞くことになりました。質疑応答においては鋭い質問もあり、焦る発表者も見られましたが一生懸命に説明をしていました。
写真下:どの会場でも質問が飛び交いました。
写真下:発表後は、各グループの資料を相互閲覧。
午後、5・6限は、午前中の活動で気づいたことや指摘されたことを元に、実験計画の練り直しを行いました。
次回(9月上旬)までに、実験を行い結果をまとめておく必要があります。メンバーのスケジュールを合わせたり、実験の進め方や内容について、いろいろと話し合う様子が見られました。
生徒はこの基礎課題研究と並行して、8月から、2年進級後に行う研究テーマの設定に入ります。
まず、各自が2つのテーマを自分で探すことから始めます。そのためにも、調査が重要です。12月に行われる「研究テーマ報告会」に向けてじっくりと調べて欲しいと思います。
~中間発表会の振り返り(抜粋)~
・難しいことをしていることをそのまま発表するのが良いプレゼンではなく、難しいことをしていたとしても、それをできるだけ分かりやすく伝えることが良いプレゼンであることがわかった。
・同じテーマの他のグループの発表を聞くことで、自分たちには思いつかなかったアイデアや参考にしたい内容が見つかり、考えがさらに深まった。自分たちの研究の中でも、まだ曖昧な部分があるので、今後の課題にしたい。
・他の班は私たちの班よりも進んでいる班が多く、いつ、どこで、など明確に計画を立てていたので、これから朝や放課後などの時間を通して実験を進めていきたい。
・グループごとの活動を聞き、同じ研究の他のグループの新たな視点を知り、新鮮な気持ちになった。また、自分のグループへの、別のグループからのアドバイスや、先生からのアドバイスで、改善点が見つかり,さらに自分達の研究をより良くできると思う。
・話し合いの中で食い違いなども起こって、なかなか進まないこともあったがしっかりと考えることが出来たと思う。
・自分たちでは考えられなかった実験方法や、実験への新たな疑問点を見つけることができた。より良い内容にするために、どんな反論があるのか事前に考えたり今日学んだことをとりいれていきたい。
・中間発表を行ってみて、私たちの研究には明確なテーマが決められてないということを思い知った。生徒や先生からの指摘から、最終的なゴールがあやふやで大きな方向転換が必要であると感じた。
・たくさんの人の前で話すのは、とても緊張したけれど、良いプレゼンテーションをするための最高の経験になったので結果的には良かった。